今日はちょっと別の視点から家族について考えてみようと思う。
今現在35歳のAさん、親御さんは60歳をすぎた年頃だという。
結婚についてうるさく言われないのかと聞いてみると30歳になるまでは見合いを勧められたり、「独身のままで◯◯ちゃん、この先どうするの?」とプレッシャーをかけられていたという。
それがなぜか今はもう何も言われないのだそう。
諦められたのかな〜と少し寂しそうに話すAさん。
まわりに聞いてみるとこのパターンは多い。
何も言われないから実家でも居心地が良くなって、ますます婚活する気が無くなっているようにもみえる。
しかしながらこの状態は実は大きな問題があるのだ。
もしもAさんがお嫁に行ってしまえば、Aさんのご両親は基本自分たちだけの生活になる・・・
もしもこのままAさんがお嫁に行かずご両親のそばにずっといてくれたとしたら、実の娘と過ごせるご両親はこの上なく幸せなのだと思う。
そしてAさんのご両親が70歳を超えてくる歳になった頃、娘さんの存在は必要不可欠になってくる。
病気になったり、介護が必要になったり・・・ Aさんはご両親にとってとても心強い存在になるだろう。
歳をとると誰しも将来が心配になるもの。
親御さんもいつの間にか娘さんをあてにしてしまうようになる。
自分たちが居なくなった後の娘さんの老後のことなどいつのまにか後回しになってしまうのかもしれない。
現代は友達のように仲の良い親子が増えているという。
その関係にお互い甘え過ぎず、自分で家族を築くことが本来の姿であることを、もう一度見つめ直す必要があるのではないだろうか。
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